タンザニアの田舎町Kyela(キエラ)のこと、移住の経緯

私が2019年8月から住み始めたキエラという町は、車で20分程走ればもうマラウイとの国境にたどり着く、西南部の端っこの町(村?)です。マラウイから国境を越えると最初の町と呼べる場所。

タンザニアの面積は日本の3倍弱とかなりデカい国土を有してます。ちなみに人口は半分。
その中に31の州があり、キエラが属しているのはMbeya(ムベヤ)州。州都はムベヤ。
ムベヤは、キエラから100km程離れた場所にあり、州都だけあってキエラと違い都会。笑
パン屋もカフェもあり、欧米人のボランティアだったり、インド人や中国人も住んでる。


…いや、違うか、キエラと比べたら都会に見えるというだけで、決して都会ではないな(笑)

まぁ何といってもキエラは田舎町って感じの小さな町です。
でも最低限暮らしに必要なものは揃う。シャンプーとかも買える。
けど…贅沢品?というか私が好きそうな嗜好品とかは買えない。(笑)
私はパンとアイスクリーム、コーヒーが飲めるカフェが大好きなのですが、
パン屋は一軒のみ。そしてパッサパサで美味しくない(笑)
ソフトクリームマシンは見たことない。一応カップアイスは既製品が売ってるけど、甘くてもったりしてる。
カフェは、カフェ…って何?状態(笑) 
でもコーヒーは夜7時以降に限り、路上で売っている人を一人知っているので飲めてる。

私は、元々は東京での都会暮らしが大好きな人です。便利で夜も明るくて自由。
何でこんなところに移住したのでしょう(笑)(笑)

二年前、アフリカ一周旅をしている時に来たのがキエラとの出会い。
旅人がアフリカ縦断をする際、タンザニアからマラウイに抜けるルートは結構王道。
だけどその場合、大抵ムベヤからマラウイに直接抜けます。
ムベヤからマラウイ国境まで3時間ちょっとで行けちゃうから、キエラに寄る意味はない。
ムベヤにはタンザン鉄道の駅もあり、旅人の利用率も高め。

そんなキエラにわざわざ寄ったのは、ここがカカオの産地だから。
チョコレートに関わる仕事をしていた者として、カカオには興味があり、
アフリカ大陸に入ってからカカオやコーヒーの産地を訪れるようにしてました。
タンザニアでのカカオの産地を調べていてここに辿りつきました。
2ヵ月居て、言葉(スワヒリ語)は全然通じないけど、人が良くて好きになった町。

その時はまだ旅中だったので一旦離れ、その後アフリカ大陸一周をコンプリートし、
更に中南米旅を終えて、ようやく今戻って来た訳です。

日本出国の時は、というかここに戻ってくるまでは、マラウイのムズズに移住しようと思っていましたが、ここを再訪したら結構覚えててくれてる人がいたり、ほっこりしてやっぱり好きだなあ住みたいなあと思ってしまったのです。
ということでマラウイ行くのを止め、家を借りて住み始めました。(笑)

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